北海道ドローン研究会 シマエナガ
 
 
    エナガとは
 群れながらやってきて「ここかと思うと」、「もうあちら

全長13.5cm、綿を丸めたようなからだに長い尾羽がついた、かわいらしいシジュウカラに近い仲間です。日本では北海道から九州までの平地から低山地の林に生息し日本ではキクイタダキ(5g前後)に次いで小さい鳥(体重は8gほど)です。
北海道に生息するのが亜種の「シマエナガ」、顔に眉はないので、真白に黒い目が目立つかわいい姿をしています。


愛鳥週間(510日〜516日)
愛鳥週間とは、「野鳥(自然の中で生活している鳥)を大切にし、守ろう!」という考えを広めるために作られた、510日から516日までの一週間を言います。別名「バードウィーク」

愛鳥週間が目指すもの
愛鳥週間では、野鳥とそれを取り巻く自然環境について、現状を正しく理解し、野鳥保護と自然環境及び生物多様性の保全の重要性を普及啓発するとともに、保護・保全に向けた行動を起こすことにより、野鳥を含む自然環境と私たち人類が共生できる社会の実現を目指しています。

北海道で目にしたシマエナガ1枚に「妖気を感じていそう」

シマエナガとは
「エナガ」という鳥の亜種であるスズメ目エナガ科の鳥です、常に
羽の群れを形成して生活し体長は約10~14cm、体重は10程度でスズメよりも小柄なため実物を見ると「思ったよりも小さい」と驚くでしょう。
コットンに丸い目と小さなくちばしを付けたような可愛らしい見た目が特徴的で、「ふわふわ」「もふもふ」などと形容され見た目のキュートさから
「かわいい!」「癒される!」と話題の鳥です。


食性は雑食性、主食は樹液や小さな木の実、昆虫などです。春先~秋にかけては木の実や昆虫が豊富に捕れるため、林や森にいることが多いそうで、大好物は
アブラムシでちょっと意外です。
 

鳴き声は
鳴き声はその見た目を裏切らなく「チーチー」「ピーピー」と高い声で鳴き時たま「ジュリリリリ」といった特徴的な鳴き方もするようです。 

どこで会える?
寒い地域に生息し、ヨーロッパ~シベリアにかけて広範囲に分布、日本国内では北海道内のみで見られ、本州以南には生息していません。
稀に本州で観測されますが基本的には国内では北海道に行かなければシマエナガには会えません。

北海道全域に分布し、林や森を中心に平地や山地で見ることができます。公園や緑地などの都市部周辺にある人工的な環境に現れることもあり、体は小さく常に
餌を探して飛び回っているため、観察は困難です。


性格
画像を見ると、見た目から「おとなしそう」「臆病そう」と想像しがちですが、実はシマエナガはとても活発で基本的によく動き回り、まるでじっと座っていら
れない子どものようです。活発に動き回るのには理由があり、カラスやイタチ、ヘビなどの天敵から身を守るためです。

あまりにもすばしっこく動くせいで「撮影者泣かせ」という異名も持っています。また、群れの縄張りを広げようと、常に隣接する群れと争っているようです。
空中を飛びながら敵に体当たりするという攻撃スタイルで、あの可愛い見た目からは全然想像できませんが、実はかなりアグレッシブなんです。

繁殖や子育て
アグレッシブになるのは、主に繁殖期で、繁殖期になると群れで縄張りを小分けにして、つがいごとに小さな縄張りを作るため、群れでいかに広い縄張りを獲得
するかが繁殖成功のカギになっているんです。

広い縄張りを手に入れた群れのつがいは各々使える縄張りが広くなり、子育ての環境が充実する、巣作りは2月頃から始まり、春に繁殖、ヒナは孵化後週間
ちょっとで巣立っていきます。

シマエナガの巣は、他の野鳥の羽や苔などを蜘蛛の糸で繋ぎ合わせたもので、触るととてもふかふかなんだそうです。
ふかふかな巣の中でふわふわなヒナがすくすく育つ様子を想像すると、思わずほっこりしてしまいますね。

ペットとして飼える?
「ペットとして飼えないの?」と思いますが、家に帰ってきて、かわいいシマエナガがお出迎えしてくれたら嬉しいですよね。残念ながらシマエナガのペット飼育
は「鳥獣保護管理法」により野生に生息する生き物を捕獲、飼育することは禁止されているんです。

研究目的での飼育など、特別な理由によって正式に許可を得ている場合を除き一般家庭でシマエナガと暮らすことはできません。
残念ですが、「どうしてもシマエナガに会いたい!」という場合は、北海道に足を運ぶ他なさそうです。
寒い季節は雪の妖精と過ごそう! さあ北海道へ Go!            

シマエナガ
 
北海道ドローン研究会の愛鳥ですよ


シマエナガにはDCS深川納内(北海道ドローン研究会ドローンキャンプサイト深川納内)で遭遇出来ます。
DCS深川納内は石狩川と納内幌内川に隣接した大自然を残した緩やかな原生林です。シマエナガ以外にも白鳥、マガン、鴨等の飛来地となっています。



シマエナガ画像集
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